創業天保3年(西暦1832年)。「ローカルナショナルブランド」という形容がふさわしく、丹後地域に最も名の通った蔵です。「蔵開き」がまだ一般化していない頃から実践していたリーダー的存在の同蔵、今年は「酒蔵テーマパーク」のコンセプトで丹後天酒まつりに参画します。
蔵の眼前の、大江山連峰に属す丹後富士「由良ヶ岳」中腹に流れ出る不動の滝の湧水「不動山水」を使用し、この水には他の酒との酔いざめの良さの違いの秘密があるそう。軟水仕込みのやわらかい酒質には長年の定評があります。通年を通じて酒蔵を見学できること、お客様をお迎えできる店があることからも、観光の方も常に足を運ぶ蔵です。
当日限定酒/吟醸35磨き、純米吟醸生原酒 ロックオン、他
日本酒/無料試飲:ひや、有料試飲:大吟醸35磨き斗瓶どり、白吟のしずく、他
ソフトドリンク/ラムネ、水、炭酸水、お茶
宮津の居酒屋「和(なごみ)」の名物 お惣菜、たこやき、かき氷 等
酒蔵見学(10:00〜16:30まで随時)、30〜50%OFFの特設販売コーナーの設置(直販売店も通常営業)
※上記内容は変更になる場合がございます。ご了承ください。
池田酒造(舞鶴市)とハクレイ酒造(宮津市)の2蔵は、舞鶴市と宮津市なので住所は違うのですが、実は「由良川」を隔てて対岸にあり、約6km程度の距離。駅でいうと2駅とすぐ近くです!
この際、「丹鉄」こと京都丹後鉄道の列車が、由良川を横断する「由良川鉄橋」を通ります。この鉄橋は、横幅がほぼ列車の横幅と同じくらい。このため、列車の車窓からは、まるで海の上を走っているかのような景色をご覧いただけます!
池田酒造〜ハクレイ酒造間の周遊はぜひ「丹鉄」でどうぞ!
酒造りで大切にしているのは、米と水です。お米は、山田錦や百万石、祝など地元産の酒米を主に使わせていただいています。
仕込み水は蔵の眼前の、大江山連峰に属す「由良ヶ岳」中腹に流れ出る不動の滝の湧水「不動山水」を使用しています。 水質は、山の中にある水が花崗岩でろ過されて、湧き清水として出てきた水で、諸説ありますが、30年以上は山の中にあった水なのでしょうか。天橋立の眞名井の清水に似た軟水で、どちらかというと甘く、喉越しも軽やかなお水です。
そのお水でお酒を造ると、飲み口が柔らかくなるのと、発酵が穏やかになるので、香りがよくなめらかな、余韻もあるお酒になります。東北のお酒のように、おしりがしゅっとなくなるキレのあるお酒は、硬水だけど、軟水は逆に料理との相性がよく、丹後の海の幸と合わせてもらうのがいいと思います。
農家さんが一生懸命作ったお米で、お米を作る段階から見ています。そのお米からお酒になるまでというと1年半くらいの仕事になります。時間をかけて、大事に育てているお酒なので、その年月も味わってもらえたら嬉しいです。
あと、造り手の私見ですが、お酒は、祭りや、嬉しいときに飲まれたり、人を酔わせたりと特別な作用があるのが酒。自分が造ったお酒で人が酔っている姿を見ると大満足な気持ちになります。そういうものを作れるということに幸せを感じています。 酔っぱらって楽しそうだな、なんて、思って見るのが好きです。
これまでは地元の魚によく合う、やや甘口のなめらかなお酒が多かったのですが、辛口のスッキリしたタイプのものも増えています。これから造っていきたいなというお酒は、香りがあって、フルーツのような甘みのあるものも造りたいですね。
食べるものも変化をしていっていますし、多様になりすぎて対応が難しい時代になっています。お客様の趣向の範囲が、多様な味の酒を求められます。どんな味のものでも造る自信はあります。お爺さんがよく言っていたのは、変わり続けていくと、いつまでも変わらないね、と言われる。変わり続けなくて一点にとどまっていると、ハクレイさんは変わったね、と言われる。一点にとどまらず、お客様のうねりのちょっと先を見るような感じで変化しないといけないと。
不動山水と名付けられた軟水での仕込み。伝統継承と革新を取り混ぜ次代を切り開く酒造りを行う。アフターフレーバーをぜひ楽しんでほしい。
住所 | 京都府宮津市字由良949 |
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代表取締役 | 友田 諭 |
創業 | 天保3年(西暦1832年) |
TEL | 0772-26-0001 |
FAX | 0772-26-0123 |
アクセス | 丹鉄 丹後由良駅 徒歩約7分 ◯バス乗降場所は「臨時蔵間バス」のページへ ◯駐車場情報は「交通アクセス」のページへ |
代表銘柄 | 酒呑童子・香田 |
URL | https://www.hakurei.co.jp/ |