地元のそれぞれの農家と契約し、いろいろな品種の酒米を作って頂く中で、酒米を品種ごとに分けて純米酒を作っています。すべての純米酒は蔵舞(くらぶ)という名称で、酒米の種類とがわかりやすいように冠に米の名称を設けております。農家との連携で、米の特徴を引き出すことをコンセプトにしたラインナップです。
また近年では「日本酒というカテゴリを超える味」を目指したエクセレントラインの酒づくりに挑戦し続けています。2011年から始めた海外出荷の経験を経て、最高品質、かつこれまでの日本酒にない概念の酒を目指し、商品化してきました。現在ある日本酒の市場を取り合うだけでなく、新しい領域に広げることで、文化を残していくことを志しています。
日本酒
〈(有)田舎ぐらし〉鹿燻製、鹿ジャーキー、鹿ステーキ、鹿デミソース煮込み
〈なぐLLC+丹魚〉吟醸粕で塩抜き鯖へしこの炙り、丹後産 鰯アンチョビ 吟醸粕ペースト添え、本藤産 アサリ酒蒸し、ビーガンラテ(吟醸粕、焙煎丹後米、ライスミルク)
〈溝谷組〉親鶏の炭火焼き、ソフトドリンク
〈まだ、名もなきレモネード〉自家製レモネード、日本酒レモネード
〈きらめき〉丹後ばら寿し
竹野酒造検定
仕込み水無料
ギターソロ演奏
和太鼓ふれあい体験
※上記内容は変更になる場合がございます。ご了承ください。
弊社は現在、酒のラインナップを3つの柱で考えています。レギュラーライン、ミドルライン、そしてもう1つがハイエンドをさらに超えた、エクセレントライン。高額なラインナップです。
2011年頃から海外への出荷を始めてより強く分かってきたのですが、海外において日本酒というのは非常に高額で、飲める人が限られています。それでも飲むというという方は、やはりクオリティとステータス感を重視する顧客です。そういった方々にも納得いただけるような高いクオリティの酒を追求することにしました。
それはやはり、技術です。製造技術を高めるしかない。その先にある「日本酒はこうだ」という定義の無い味を感じるものを目指しています。そのために挑戦し続けているので、かなり失敗もしていると思います。ですが新しい領域をつくることによって、日本酒という市場の取り合いではない、新しい可能性があると思っています。
文化を残すと考えたときに、ものづくりというのは「この人のためにつくりたい」というのが一番の根底だと思います。料理でも、子供がいたら子供のために一生懸命つくってあげるじゃないですか。相手が見えて、頭の中に描いてつくるから、感動する。そういった意識にシフトしてきました。
※竹野酒造のエクセレントラインの酒は、じっくりテイスティングしていただいてから販売、という方式を採用しているため、天酒まつり当日は購入いただける酒は限られます。蔵元によると「echo」は購入可能とのことです。ご了承ください。
弊社では「蔵舞(くらぶ)」というシリーズで、「米の品種で特徴を出そう」というコンセプトでつくっている酒です。新品種である丹亀の尾、祝、山田錦、祭り晴、旭、これらの酒米の特徴を出すために、甘くしたり、辛くしたり。すべて農家さんとの契約の上、米を作ってもらっています。
農家さんとの直接の契約は、リスクもあります。自然のものですから、収量がその年によって、少なかったり、多かったりとまちまちですが、契約なので「今年はもういらんわ」とは言えません。できたらできた分、買い取り、酒にすることになります。
リスクをとってまで、なぜ契約にするのかと聞かれますが、そうでないと農家が守れないじゃないですか。地域農業を守るには、農家さんの安定が必要です。その分、私達が企業努力をすればいいと思っています。
今、農業に入ろうとする若者は少なくなっています。地元も高齢化、担い手がいない。それでも地域の農地を守っていかないといけない。そのために、酒屋のグループで農地を守ろう!と、地域に広げていけたらよりベターですね。
蔵舞は、もともと酒米「亀の尾」から始まり、それが蔵舞シリーズの礎となりました。2021年にラベルを一新し、それとともに使用する酒米が新品種「丹亀の尾米」に変わりました。現在の亀の尾蔵舞は、この新品種の米で取り組んでいます。
この酒米ですが、長年の契約農家である網野町の梅田和夫氏が数年前に突然変異種を発見したものです。2021年には丹亀の尾として農林水産省への品種登録も完了しました。この米を使って酒をつくるのは弊社だけですので、正真正銘、竹野酒造オリジナルの酒ということになります。
亀の尾は白い稲穂だったのですが、丹亀の尾は稲穂が赤いんです。当地域、丹後地方の字にある「丹」は、丹色(にいろ)といわれ「あか」を表す言葉でもあります。この丹色の稲を持つ丹亀の尾、つくりとしても、亀の尾よりもよいお酒がつくれると分かりました。
先ほどの、農家を守るという意味でも、この新品種の米が多くつくれるようになれば、さらに地域に貢献できるのではと考えています。
霊山金剛童子山からの伏流水で醸す。その豊かな水脈はこの地を農作物の宝庫とし、米も良質なものが育つ。蔵は明治時代京都府で最初の農地改革が行われた田んぼに隣接し、この弥栄地区は京都府推奨米「祝」誕生の地でもある。
当時最年少で鑑評会金賞を受賞した若き杜氏が活躍。この蔵の特徴は使用する酒米の種類の多さ、それぞれの酒米の特徴を活かした酒質があります。濃厚な傾向が強く、精米歩合の低いものに味乗りのよいタイプが多く存在します。
酒蔵名 | 竹野酒造 |
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住所 | 京都府京丹後市弥栄町溝谷3622-1 |
杜氏 | 行待 佳樹 |
設立 | 昭和23年(1948年) |
TEL | 0772-65-2021 |
FAX | 0772-65-2871 |
アクセス | 丹鉄 峰山駅から車で10分 丹海バス 丹後峰山線/間人循環線 溝谷バス停より徒歩4分 |
URL | https://yasakaturu.co.jp |
代表銘柄 | 弥栄鶴・蔵舞 |